最近のダイビング問題・・・海の世界は何でもありなの? 2009年05月19日
これからリクリエーションダイビングと言うものが存続する為にどうにかしていかなくてはいけないと思う問題なのですが、皆さんもこれらのことを水中で見たことありませんか?
○ ダイバーが集中しないように、人気の高いマクロ生物の居場所を動かす。
○ フエダイの群れなどをフィンでキックして散らして遊ぶ。
○ 指示棒などでクマノミやイソギンチャクをかき回す。
○ ハリセンボンなどのフグ類を触って膨らます。
○ ナマコを振って遊ぶ。
○ 写真を撮るときに岩やサンゴを掴んだり、踏んだりする。
○ 写真を撮るために被写体の魚を移動させる。
○ ゴマモンガラに襲われたからとこちらから攻撃を仕掛ける。
○ 貝や岩などをひっくり返しマクロ生物を探す。
○ マンタやジンベイザメなどの大物を追い回す。
○ 水中生物を採って食べる(リクリエーションダイビングで)などなど。。。
ダイビング自体はそもそも、軍隊などによって進化してきたものですが、リクリエーションダイビングの目的は、水中世界を楽しむもので、決して水中世界を脅かすものではないはずです。
20〜30年前のダイビングシーンと現在では、楽しみ方も考え方も日々進化しており、環境への配慮もかなり違ってきています。
水中は特殊な環境だと思いがちですが、それはあくまでも人間側の見方であり、水中生物にとっては普段の生活環境です。
もしも、未知の生物が陸上の環境や人間自体に影響を及ぼす行為をした場合、人間は共存よりも排除を選択してきた気がします。
先ほど取り上げた問題たちは、人間側としては可能な行為です。しかし、これらの行為を行うことで人間は、海の生物側から見ても、危険生物としてマークされ、水中環境は激変して、自然な海の姿を見ることが出来なくなるでしょう。
海の世界は常に戦国時代。生と死は人間以上にごく身近なものです。今までも水中世界は大変なはずのに、そこに人間が加われば、必ず生活環境を変えることだと思います。
アフリカなどの動物たちは、すでに人間の手によって環境を奪われ、そして、保護されています。自然淘汰ならしょうがないと思いますし、なおかつ保護する必要もないと思いますが、人間側の責任をギリギリになって気付くのはちょっとかっこ悪いですね。
これからのダイビングの楽しみ方と言うものを変えていかなければ、ダイビング自体環境破壊だとして、海に潜ることに制限が出てきてもおかしくありません。
リクリエーションダイビングを、もっと幅広い考え方で、見直す必要が出てきたのではないでしょうか?
アフリカのサバンナやジャングルなどのツアーで、ライオンやゾウとか追い掛け回しますか?鳥の巣とか移動したり、草花を切ったり持って帰ったりとかするでしょうか?
皆さんならこの問題どう思いますか?
※こちらはメルマガなどでもお届けしたトピックなのですが、必要だと思いこちらのブログにも掲載しちゃいました。何度も目にしてる方ごめんなさい
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