ローシン&タオクルーズ・・・① ローシンクルーズ(タオ島の巻)2009年10月05日~12日
今回はタイのダイブサイトの中でも秘境中の秘境、ローシンまで行くクルーズのご報告です。
タオ島クルーズも含め合計7泊8日のロングクルーズ!お客様は大きな写真家Kさんです。
とりあえず長くなるので、2回に分けてご報告させて頂きます。前半はタオクルーズ、後半はコクラ&ローシンクルーズです。まずはタオクルーズのご報告でーす。(10月05日〜09日)
【10月05日】
朝サムイ島を大型船で出発して、約2時間ほどでタオ島に到着です。タオ島では既にスクーバエクスプローラー号がスタンバイしており、2人で乗船しました。さあ!1年ぶりのタオクルーズのスタートです!
あまり天候が優れていませんでしたが、雨は何とか持ちこたえ、ファーストダイブのヒンウォンピナクルへ。ジンベイサンがどうやら出ていると言う報告を受けたのですが、あまり居つくと言うポイントではないので、期待はちょっとにしておきました。
エントリーしてとりあえず、周りをキョロキョロ。まあそう簡単に出現するはずもないので、ピナクルの岩をなめるように滑り降り砂地に着陸。透明度も申し分なく赤、青、黄のソフトコーラルの群生に見とれていました。
ピナクルの巨岩には無数のムチヤギがニョキニョキはえており、とてもシュールな姿を見せてくれます。突然のサバヒーのカップル。(普段は水面近くで群れているのですが、砂地で見るのは初めて、そしてこんなに接近したのも初めてです)
名物ヨロイウオ(ヘコアユではないんですね〜)。シュールなムチヤギ
水深23メートルの岩の周りをゆっくり周っていたのですが、ふと後ろで泳いでいるKさんを見ると。なんとー!Kさんの隣をジンベイサンが泳いでいるではあ〜りませんか!しかし、戦闘機のスクランブルがごとく水面まで急上昇。
セカンドダイブは、もう一度ヒンウォンピナクルでジンベイサンにトライしましたが、残念ながら既に彼は旅立ってしまっていました。サードダイブはヒンウォンベイでゆっくりまったりダラダラダイブ。
初日から、それもファーストダイブからジンベイサンを拝めたなんて、絶好のスタートをきっちゃいました。
【10月06日】
朝起きると空はどんより曇り空。ラウンジでコーヒーを飲みながら戦闘準備をします。(戦いではないですが)今日のファーストダイブは1番人気のチュンポンピナクル。多少流れはありましたが魚の群れがすごいすごい!ホソヒラアジ、キンセンフエダイ、ジャワラビットフィッシュ、マブタシマアジが乱舞です。その中を巨大なヤイトハタがゆったりとホバリング。もうかれこれ4,5年この根に住みついているのでは?
ホソヒラアジびっしりです。
ハナビラクマノミ(インド洋にはいませんね〜)
セカンドダイブは砂地でまったり出来るツインロック。のはずなのですが、流れてました〜。砂地を低空飛行しながらハゼ達とご対面。
ギンガハゼ
レッドマージンシュリンプゴビー
周りをウロウロとするヤシャベラ
岩にへばりついていた、ヒラムシ。よく見ると素晴らしい色使いです。
ここで昼食のお時間。タイ料理の基本中の基本、豚肉のバジル炒めと空芯采の炒め物。この日は船のお客様も2名様のみ、広々とした空間を贅沢に過ごすことが出来ました。
サードダイブはライトハウス(島の東側)この船には海水ろ過装置が付いているのですが、念のためこちらで湧き水を補給。
ライトハウスは浅瀬のエダサンゴやテーブルサンゴがとても美しいです。
岩の下にジェンキンスホイップレイが!後ろからパシャリ。
タイワンカマスの群れも周りをグルグル。
シャコガイも良く見るとサイケですね。
イバラカンザシって何種類ぐらいの色があるんだろう?
思わず撮ってしまうハナビラクマノミ。
今日の夕食♪
麻婆豆腐風のもの。
茶碗蒸し風のもの。
こちらはタイ料理。イカパッポンカリー。
【10月07日】
今日も曇り空。そしてなんと小雨がパラパラ。オーマイガッ!
ファーストダイブはレッドロック。
砂地にいるトウアカクマノミさん。ちょっと攻撃的でした。
ジャワラビットフィッシュの群れが無数に泳いでいて、思わず口が「ポカ〜ン」。ツキチョウチョウウオの群れも見ることが出来ました。
キイロイボウミウシというか殆ど白いです。
ガンガゼもよく見るとお美しいです。
エルニドユカタハタ。(インド洋にはいませんね〜)
セカンドダイブはホワイトロック。砂地からゆっくり進みメインの岩へ。久々に見たチドリミドリガイ(ナメクジに見えますね)
タイワンカマスの群れは、ず〜っと僕らの周りをグルグル旋回してくれました。気持ちいいですね〜♪
サードダイブはジャパニーズガーデン。ここは砂地のハゼ狙いで攻めてみることに決定!
ギンガハゼの黄と黒の中間。
メタリックシュリンプゴビー。
マスクドシュリンプゴビー。
カスリハゼの仲間。
ヒメダテハゼ?
レッドマージンシュリンプゴビー。
純白のイバラカンザシ。
ハゼ達を堪能したあとは、浅瀬のサンゴ達の上をゆっくり飛行しました。去年と比べてサンゴ達が活き活きしていたのですが、理由は多分船の出入りを制限した為だと思われます。ダイビングと自然保護のバランスについて、ちょこっと考え込んでしまいました。
【10月08日】
この日は多少波があったので東側ダイブサイト攻めです。
①初めて潜るレームティエンピナクル
②レームティエン(島沿い)
③ライトハウス(10月06日にも潜りましたが、違う場所で)
のんびり砂地と岩を潜った日でした。個人的に好きなイボイソバナガニも見れて良かったです。僕が寄るとムチヤギの後ろに隠れてしまうのですが、Kさんの巨大装置に睨まれた彼はピクリとも動かず硬直状態。ヘビに睨まれたカエルといったところでしょうか。
ハナギンチャクも綺麗です。
イボウミウシ3姉妹。
レムティエンは幻想的なスイムスルーを楽しめます。何気にアカハタ君が。
ギンガハゼ。サラサハゼ。
スダレヤライイシモチ。
【10月09日】
今日はタオクルーズ最終日。2ダイブ後サムイ島へ帰港します。まずはレッドロック。すでに潜りましたがここは大きなダイブサイトなので、前回とは違った場所を攻めてみました。
セカンドダイブは人気サイトのセイルロック。
ここも群れの多さはハンパじゃなかったです。キンセンフエダイ、クロホシフエダイ、オオカマスなどなど。オオクチイケカツオもやはり登場!
ここのチムニー(たて穴)も幻想的。
ツキチョウチョウウオとアヤメエビス。
15:00ごろムイ島へ到着。20:00ごろ再度乗船して、いざ!ローシンへ出発です!それまでは自由行動だったので、近くのビックブッダでお土産を買い、市場をちょっと探索して、チャウエンビーチでマッサージを1時間ほど。夕飯は昔よく通っていたカオマンガイ(蒸し鶏ご飯)屋さんでガッツリ食べて、ちょっとコンビニで買出しをして、船に戻りました。
ローシン、ジンベイ祭りに続く。。。
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