アンダマン諸島クルーズ・・・⑤(バレン島①)2010年03月18日~04月22日
首都ポートブレアから北東へ約135キロの位置にある活火山の島です。最初の爆発の記録は、1787年までさかのぼり、それ以来10回以上爆発しているみたいです。最近の爆発は2005年5月になります。現在も煙をモクモク噴出しており、溶岩の流れた跡などもとても不気味な感じです。
バレン(Barren)とは・・・・・不妊の。樹木、植物が実を結ばない。土地が不毛の、作物のできない。味気ない、貧弱な、無力な、平凡な。などなどの意味があるらしく、この島も見ての通り緑が少なく生物などが住むにはかなり過酷な状況みたいです。が、肉眼でも確認いたしましたが、ヤギが数頭住んでいました。何でこんな場所に住めるのか摩訶不思議です。
この写真の中央の岩の上に、黒と白の2頭のヤギがいるんです。サバイバルですよね。
ダイブサイトは島の周り全部で、ほとんどの場所が溶岩の壁、そして、数ヶ所ブラックサンドビーチがあります。水面まで壁の場所もありますが、浅い水深で棚になっている場所もあり、そこには素晴らしいサンゴが群生したりしています。どこのポイントで潜ってもキンギョハナダイ達がが群れていて、中には、タイで見たことのないハナダイも泳いでおりました。
島の周りはほぼ垂直に落ちていく底なしの壁です。きっと水底は1000メートルを越えていることでしょう。壁にはソフト&ハードコーラル達がビッシリと付いている場所もありますが、ゴロタ岩のみの斜面もあります。島の南西にビーチがあるのですが、ホワイトサンドならぬブラックサンド。もちろん水中世界も黒砂の世界。コバルトブルーの海水に黒砂という色のコントラストは、現実でありながら、とてもシュールな景色でした。
こちら、ブラックサンドビーチです。
では、水中世界をお楽しみ下さい♪
不毛の黒い砂漠です。でも、よく見るとスパゲッティーイールがいるんです。
黒砂&ブルーウォーター&サンゴ&黄色のカイメン。お見事なカラーコントラスト。
溶岩が流れ出したと思われる斜面。
写真連続で行きまーす!
エイリアンのようなカイメン。
ホヤでしょうか?火山のようですね。
海底火山か?っと思ったのですが。。。下にいるダイバーの空気でした。
ここは岩の神殿ような感じ。何でこんな風になるんだろう?
ここからは、この島で出会えた水中生物達のご紹介です。
大物と言えばこの方。 下の方からやって来て!
横を通り過ぎて垂直上昇!おおおー!
そのまま、ビューっと水面近くまで!
あー!次のチームのディンギーにまっしぐらー!
誰かすでにエントリーしてますね。下を見ろ〜!
この島はハナダイ天国です。どこを潜ってもハナダイ、ハナダイ、ハナダイー!「うわーハナダイやめてくれ〜」ってぐらいハナダイなんです。ではハナダイ特集をどうぞー。
きっと島中を取り囲んでいるキンギョハナダイの群れ。
キンギョハナダイに似ていますが、カシワハナダイ。
インデイアンフレームバスレット。
ツースポットアンティアス(水深30メートルより深い場所にいました)
この島のある一角だけに生息していた、コウリンハナダイ。僕は初見でしたが、本で調べてみると、普段の水深は30〜60メートル。ここでは10〜25メートルにウジャウジャ群れてました。ものすごい綺麗なハナダイです。タイにもいるのかな〜?
この他、イエローバックアンティアスなども群れていました。
つづく。。。
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