海はねてまて(果報は寝て待て、海も寝て待て)

ご訪問ありがとうございます。このブログは、2006年から2016年まで、プーケットでダイブクルーズ専門ガイドの会社として活動していた「seaforest」の海ブログです。タイ各地、ミャンマー、アンダマン諸島、ラジャンパットなどのダイブクルーズの写真やビデオ、海の雑学などを掲載しております。(ブログを移転した為、本当の掲載日はタイトルの日付が正しいです)

シミランクルーズ・・・ピグミーパイプホース?2006年12月16日~12月20日

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今回のクルーズは、天気は良いものの波が高めでちょっと心配でした。やはり2日目の時点で、これ以上北上する事を断念して、安全ダイビングで行く事に決定!自然に逆らってはいけませんね。


使ったお船は、Rially Wicked Witch。25メートルの木造船でイギリス人オーナーのクルーズ船です。キャプテンと僕は10数年来のお友達です。いやー快適快適。

 

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透明度はシーズン初めとは変わり、15〜20メートル前後の青緑色と言う感じ。水温もかなり低くて、場所によっては21度と言う所までありました。タイで潜って14年になりますが、こんなに低い水温が長く続く事は初めてです。自然環境に異変があったのか???5ミリのフルスーツでも結構辛かったです。


ファーストダイブは、チェックダイブに最適なコーラルリーフ(NO,5&6)。いつもはアニタズリーフを使うのですが、多少波があったせいかこちらを選択。入ってすぐに思った事は、「寒!!!」でした。


セカンドダイブはイーストオブエデン、又の名をアンダマンリーフ(NO,7)でドリフトダイブ。安全停止に入るときにクラゲを発見!おお〜綺麗だと思っていたらカメが2匹やって来て、このクラゲを食べまくっていました。毒は平気なのかな?

 

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3本目のエレファントヘッドロックでは、速攻で遠ざかるマンタを目撃。一瞬の出来事だったので、数人しか見れませんでした。
夕方は、ドナルドダックベイ(NO.8)に上陸してビューポイントに登ってみました。シミランの海を上から眺めるのは、結構久々です。本当にかなりのバランスで岩が乗ってますよね。

 

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この日のナイトダイブは、ここの湾内でゆったりとしました。


次の日のファーストダイブのタートルロックでは、お客さんに「カメがいる〜」と指差されて見た先に、なんとマンタがゆっくりパタパタと水面を泳いでいるではあ〜りませんか!思わずシェーカーを鳴らすのも忘れてしまい、お客さんの方を叩いて呼んでしまいました。僕らは水深15メートルぐらいだったので、水面のマンタは黒い影です。わかりますか?

 

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この日の3本目のボン島では、船上から水面を泳いでいるマンタも見れました。もちろん水中でも出会えて、いやーマンタ三昧です。ちょっと遠かったので、こんな感じです。

 

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ナイトダイブはボン島の湾内でピックハンドルバラクーダとご対面。夜にあのデカさはちょっとビックリしますね。


次の日の朝、海の状況があまり芳しくなかったので、ボン島で2ダイブしてからシミランに戻る事にしました。タチャイ、リチェリューに行けないのは残念ですが、無理は禁物です。

 

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1本目のコーラルガーデンでツマグロと出会えて、2本目のウエストリッジではレオパードシャークと、なんと又してもマンタ登場!しかし、僕はまたもやマクロな世界に突入中で、僕らの頭上を泳ぎすぎていくマンタさんには気が付きませんでした(涙。これはあとからお客さんに聞いたのです。

 

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3本目はシミランに戻り、アニタズリーフ(NO,5&6)でピグミーパイプホースなる物をちょっと見に行きました。赤と黒がいて、体長3センチほどです。こりゃー動いてもわからんです。本当に良く見ないと分からないです。

 

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そしてナイトは、NO,4のハネムーンベイ。大きなコモンヤドカリとタコが出現。

 

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最終日は、NO,7のバードロック。微妙に場所がずれているので、本当はウエストオブエデン、もしくはシャークロックです。ここは本当にウミウチワが綺麗です。イソマグロもぐるぐるしてましたー。

 

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最終ダイブは今回2回目のイーストオブエデン。ここでまた初めて見る物が出現。多分タツウミヤッコだと思います?なんか竜みたいな形ですね。シミランのマクロはまだまだ奥が深いですね。改めて実感致しました。

 

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今回は水温も低くて大変でしたが、マンタも数回見れて、マクロな世界も味わえて、外人さんとも楽しく過ごせて、楽しいクルーズが出来ました。

 

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ヒライご夫妻、本当にお疲れ様でした。そして有難うございました。高山病には気をつけて下さいね。また是非シミランでお会いできる日を、楽しみにお待ちしております。
アンダマン海は次々にいろいろな生物が出現してきております。大物からマクロまで楽しめる海ですので、本当にダイバーを飽きさせないですね。


次回はいったいなにに出会えるのか楽しみで仕方ありません。

 

 

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