ローシンクルーズ・・・ローシン(南シナ海のダイブサイト)2006年09月15日~09月18日
昔から気になっていたダイブサイトの1つです。タイの南シナ海側の外洋にひっそりとたたずむ大きな根です。何年か前には、ナラティワートという場所からダイブクルーズ船がありましたが、最近のタイの情勢でここからの出航が困難になっている為、最近はソンクラーという場所から出ているみたいです。
集合は夜19:30に、タイの大都市ハジャイの飛行場。殆んどのお客様がバンコクから来る中、僕はプーケットからの参加でした。空港から港まで車で約1時間。すべてのお客様が揃って港を出港したのは0:00でした。僕ら日本人2人以外は、全員タイ人の方達でした。
この日の夜は器材のセッティングをして、早速カンパイ!夜ゆられる船の中、初めてのダイブサイト、ローシンという場所の事で色々想像が膨らむのでした。 z z z z。。。。
朝起きてみると、「あ!まだ船走ってる」という状態。
他のお客様もぞろぞろとダイニングデッキに集まり、軽食を食べたり、コーヒーを飲みながら海を見ている方、写真撮りまくりな方など様々でした。
しばらくすると前方には水面から数メートル岩が出ており、その上には灯台らしき物が建っています。前からコ・ローシンと呼ばれていたので島かと思ったのですが、(コ・はタイ語で島のことです)島というよりも大きな根という印象を強く受けました。
今回はタイ人のショップチャーターに参加させていただいた形になっていたので、タイ人ガイドさんのブリーフィングを聞いて、チームも確認して、さあダイビングです!船の上からは海底30メートルほどが、スコーン!と抜けて見えています。天気も良好、海洋状況も文句なし、海が早く潜れと言っている様でした。
潜った瞬間に思わず「うわ!きれい!」と口に出してしまったほど、透明度もそうですが、サンゴの群生が素晴らしかったです。もちろん津波の影響は受けておりませんので、生き生きとした世界がそこには広がっていました。
水中生物はタオ島やサムイ島と同じ太平洋型の生物が多かったです。前から1つ不思議に思っていたのですが、インド洋側のプーケットやシミラン諸島にはミノカサゴがたくさん住んでいるのですが、サムイ&タオ島はほとんど住んでおらず、たま〜に1匹、2匹見られる程度です。
長い旅をしてほかの海から来たのなら、その中間ポイントにあたる場所には多少いてもおかしくないはず!でも、全くと言っていいほどカサゴ類はお目にかかることが出来ませんでした。そして、ハゼ類がいない。なぜだー!
1本目を終えてマップを確認すると、結構な距離潜っていたのに根のほんの1部分だけしか見ておらず、ローシンというダイブサイトの大きさにちょとビックリでした。ここでのダイブは基本的に、ローシンとい言われる大きな根と、ローシンピナクルというこれまた大きな隠れ根での2箇所で行います。
2本目は隠れ根でのダイブ。先ほどと同じパーフェクトコンディションでのダイブです。こちらは深場に巨岩がもっこりある場所で、根の奥の方にはギンガメ君たちがワサワサと群れておりました。大物のマンタやジンベイ様などが出てもおかしくない雰囲気。ソフト&ハードコーラルも素晴らしい景観をしていて、カメラで撮るというよりは目で楽しむべきだと思いました。(僕のカメラの腕では、この景観はうまく撮れないです)
その後本根のほうの違う場所でダイブ。僕らはナイトダイビングはキャンセルして宴会の準備をしました。タイ人チームの数名は夜の暗闇に器材を背負って出かけていきました。正直言って、ここでのナイトはかなり度胸が必要です。本土の陸地からここまで約100キロ、外洋にぽつんとしている根では流れが速くなったり、逃げ場がなかったりとちょっと不安材料で一杯です。なので、やめました。
今回乗船させて頂いている船は、29メートルの鉄製で、全室ツインシェアキャビンなのですが、2段ベッドではなくダブルベッドです。かなり心地よく過ごす事が出来ました。船のスタッフの仕事もテキパキしており、気さくなとてもよい人たちでした。
アッパーデッキのラウンジは、本当に快適。ここで寝てしまってもいいぐらいでした。大きなテレビも設置されており、パソコンも完備。デジカメの処理などに使用できます。
さて、2日目ですが、ダイブサイトは変わらずローシン。といっても多少違う場所でのダイビング。この日は飛行機搭乗などの関係で3本のダイブ。同じダイブサイトなのに、こんなに場所によって変わるポイントも少ないな〜なんて思ってしまいました。
ラストダイブで見たクラカケチョウチョウウオ。今までタイでは見たことがなかったです。写真にも収められず、「くやし〜!」の連発。しかし最後の安全停止で僕らを待っていたギンガメ君達の群れにはかなり癒されました。
夕方ローシンを離れ、港に着いたのが午前02:00時。朝の空港への出発は06:00時。僕らは寝ていればいいのですが、船のスタッフはかなりハードですね。お疲れ様でした。今回は、僕の中の幻のポイント、ローシン。なんだか1つ夢がかなったようで非常に感無量です。まだまだ潜り足りない感じですので、絶対にまた行きたいと思います。
タイランドにはまだまだ潜られていないダイブサイトがたくさん有ります。僕の知らないタイの海は、まだまだ数え切れないぐらいあります。これからもいろいろなダイブサイトに行くことが出来れば幸せです。
ダイブクルーズの場合は、海のコンディションも重要ですが、寝泊りする船も重要ですし、スタッフも重要です。今回のクルーズは夕日の素晴らしさも眺められ、新しい船との出会い、新しい海との出会い、そして色々なダイバーさんとの出会いにも大満足でした。
特にタイ人の方々のクルーズの楽しみ方などはかなり勉強になりました。ダイビングはもちろんですが、船上生活もとても大事ですよね。
seaforest - HIRO
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ゴンザレス (2006-09-21 07:37)
うまそうなGTの群れですね〜〜。
HIRO (2006-09-22 13:20)
そうですねー。食べるのも良いですけど、実際に見るのもまた格別良いですよ!釣りしようと思ったんですけど、ボートのスタッフに「ダメって」言われちゃいました。
クリキントン (2006-10-18 02:49)
ボート上の写真って
フィッシュアイで撮ってるの?
すごい素敵に撮れてる。。。
水中もすごい綺麗だね〜
HIRO (2006-10-18 14:24)
写真ほめてくれてありがとう!一番上の写真は、広角レンズで撮りやした。水中はサンゴが物凄くきれいだったので、写真に収めたかったのだけど、なんだか上手くいきやせんでした。なので、ギンガメ君とウミウシを載せて見たのだ。しかし、サンゴ礁の写真てむずかいしー。